第2部
よりよい療養生活を
おくるために

3. 自分らしく毎日を過ごす

(3)がんとセクシャリティ

がんにかかったことや、がん治療を受けることで性機能障害が起きることがあります。

がんの患者さんで最も多く認められるのは性欲の減退です。男性では勃起の達成と持続が難しいこと、女性では性交時の痛みとなっています。その他にも、男性では射精できない、オルガズムを達成できない場合もあります。女性では、痛みによる性器感覚の変化、感覚の喪失や麻痺、オルガズムの達成が難しくなる場合もあります。このような明らかな症状がなくても、これまでとは何か違うなどということも含めると、セクシャリティに関する問題は多くのがん患者さんがごく普通に抱えている問題です。

まずはパートナーと率直に語り合いましょう。主治医や看護師にも相談をしてください。産婦人科医師や泌尿器科医師からの適切なアドバイスや治療により改善できるケースがあります。恥ずかしがらずに伝えてみましょう。

イラスト:カップル