第1部
納得して治療を受ける
4. 県内の医療体制
県内の医療体制
21世紀に入り、専門医制度の確立、国内における各がん種に対するガイドラインの作成と普及、がん診療連携拠点病院制度、がん対策基本法をはじめとする法整備、がん対策推進基本計画、そして個々のがん治療医の意識変革により、我が国のがん医療は大きく変わり、進歩しました。どこに住んでいても標準治療(現在利用できる最良の治療)を受けられる体制が整い、それは沖縄県でも実現できています。
内視鏡治療、胸腔鏡下手術、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術、強度変調放射線治療、密封小線源療法、核医学治療、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬による治療など、標準治療に必要な治療はすべて県内で受けることができます。