第1部
納得して治療を受ける

3. 県内の医療体制

(7)離島とがん ~通院治療の選択~

■宮古島、石垣島以外の離島で暮らす方へ

地元の医療機関でできることが限られているため、心配も大きいと思います。しかし、今は必要であれば、すみやかに地元の医療機関から必要な医療機関に紹介されます。特に前述した拠点病院(含む診療病院)は、医療だけでなくさまざまな相談に応じることができますので、離島の患者さんは積極的に利用することをおすすめします。

また、主な治療の終了後は、治療した医療機関だけでなく、地元の医療機関でも経過観察をすることが大切です。必ず地元の医療機関でも、がんの治療後の経過観察をしてもらうようにしましょう。

飲み薬での薬物療法(抗がん剤、ホルモン剤など)が必要なときは、地元の医療機関でも治療継続が可能です。主な治療を行った医療機関の医師に、地元の医療機関でどのように治療を継続していくかを相談してください。

■宮古島、石垣島で暮らす方へ

それぞれ、地域がん診療病院である県立宮古病院と県立八重山病院があります。希少がん以外のがんの治療が可能ですので、がん患者の7~8割の治療を行うことができます。また、希少がんでも、主な治療を行った病院との連携により、ほとんどの場合は治療の継続や経過観察が可能です。

さらに、前項でも述べましたが、より自宅に近い医療機関での経過観察や飲み薬での治療継続が可能なことがあります。それぞれの病院の医師に地元の医療機関でどのように経過観察、または治療を継続していくかを相談してください。

離島におけるがん医療については、本冊子以外に、「がん患者さんのための療養場所ガイド」があります。離島ごとの詳しい情報が記載されていますので、ご参照ください。2026年7月頃に県内のがん診療を行う医療機関や離島・へき地診療所で配布予定です。