第1部
納得して治療を受ける

2. 治療について知る

(5)臨床試験

「最先端の治療」が本当に効くのかどうか、安全、かつ倫理的、科学的に調べるための方法が「臨床試験」です。

がんの臨床試験には、一般的に第1相(安全性の確認)、第2相(有効性の確認)、第3相(現行の標準治療との直接比較)と、大きく分けて3つの段階があります。

臨床試験に参加するメリットは、より整った医療体制の中で、未来の標準治療を誰よりも早く受けることができる可能性があることですが、一方で実際には現行の標準治療よりも効き目が高くなかったり、予想外の副作用を経験する可能性もあります。

このため、事前に専門家から十分な説明を受け、十分に納得した場合にのみ同意し、参加してください。なお、同意の後でも、治療の間でも、参加を取りやめることは可能です。