第1部
納得して治療を受ける

2. 治療について知る

(4)ゲノム医療

がんゲノム医療は、患者のがん関連遺伝子変異を検査することにより、患者一人ひとりに最適な薬を選ぶ方法です。その際に行われる「遺伝子パネル検査」は一度に100以上の遺伝子変異を測定する検査です。標準治療がないがんや、標準治療をすべて終えているがんでは、保険治療で検査が可能です。治療選択に役立つ可能性がある遺伝子変異は、約半数の患者さんで見つかります。しかし、遺伝子変異があっても使用できる薬がない場合もあり、実際に治療(臨床試験を含む)に結びつく患者さんは全体の10%余りといわれています。

2017年12月には、がんゲノム医療中核拠点病院制度が発足しました。県内では、琉球大学病院ががんゲノム医療連携病院の指定を受け、「遺伝子パネル検査」を行っています。がんゲノム医療を受けたいときには、まずは主治医と相談してみましょう。