第3部
お金のことについて

2. 治療を受けながら働く

治療を受けながら働く

がんは長く治療と向き合う病気になりつつあります。がんと言われたから、病気だから、入院するからといって、すぐに会社を辞めることはありません。仕事を辞めることなく、法定の休暇制度や会社内の休暇制度を利用することによって、治療を続けることができる可能性があります。現状ではがんに特化した休職制度はありませんが、担当医ともよく相談しながらご自身の治療計画に合わせて、就業計画を立てることが大切です。必要に応じて産業医や産業保健師、職場の人事関係担当者、がん相談支援センターの相談員、労働局の総合労働相談コーナーへ相談できる場合もあります。