第2部
よりよい療養生活を
おくるために
1. 痛みやつらさを和らげる
(2)さまざまな身体的症状への対応
がん治療および療養中は、だるさ(倦怠感)、不眠、呼吸困難、痛み、不安・抑うつ、むくみ(リンパ浮腫)、発熱、食欲低下、味覚変化、口内炎、下痢や便秘、しびれなどの症状が現れて、思い通りに日常生活が過ごせないことがあります。
休養が必要だと感じているのに、仕事や育児、介護などのために思うように休めないときがあるかもしれません。まずは家族や周りの医療者に話してみてください。
療養中は、適度に活動しながら疲労をため込まないことが大切です。さまざまな症状に詳しいスタッフが、無理を続けないで生活していけるように一緒に考えます。遠慮なく相談してみましょう。
なお、発熱、息苦しさ、尿量の減少等が認められた場合は、早急に医療機関を受診してください。

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