第1部
納得して治療を受ける
3. 治療について知る
(6)妊娠の可能性を残す(妊孕性 温存療法)
薬物療法や放射線治療を行うことで、精巣や卵巣の機能が弱まり、妊娠するために必要な能力(=妊孕性)が低下してしまうことがあります。
そのような可能性のある治療をする場合は、事前に担当医から説明があります。
基本的には、がんの治療を優先しながら、将来妊娠する可能性を残す方法(=妊孕性温存療法)を考えることになりますが、そこにはさまざまな選択肢がありますので、よく担当医と相談して、どうするのかを決めてください。
沖縄県では現在、妊孕性温存療法および温存後生殖補助医療にかかる費用の一部を助成する事業があります。詳しい情報に関しては沖縄県のホームページをご覧ください。