第3部
お金のことについて

7. 子ども向けの制度を知る

(7)その他の制度

疾病や治療によって、各団体の療養制度を利用できる場合があります。がん相談支援センター、または各団体へお問い合わせください。

■公益財団法人 がんの子どもを守る会 療養費制度

療養に伴う経済的負担が軽減されることを目的として療養費の援助をしています。一定の条件がありますので、詳しい要件はホームページをご確認いただくか、下記までお問い合わせください。

がんの子どもを守る会

相談専用電話:平日 10時~17時

https://www.ccaj-found.or.jp

■公益財団法人 HLA研究所 「淳彦基金」
■アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度

高校生を対象に返還不要の奨学金を給付する制度です。小児がん経験者は、「18歳未満で小児がんを発症し、経済的援助を必要とする方」、がん遺児は、「主たる生計維持者をがん(悪性腫瘍)で亡くし、経済的援助を必要とする方」などが対象となっています。詳しい要件はご確認ください。

【応募に関する問い合わせ先】

 公益財団法人 がんの子どもを守る会

 受付時間:平日 10時~17時

【その他寄付などに関する問い合わせ先】

 アフラック 社会公共活動推進室

 受付時間:平日 10時~17時

■志村大輔基金

白血病などの血液疾患治療中で高価な分子標的治療薬を服用している患者さんの治療費、精子保存にかかる採取・保存費用、採取にかかる交通費の一部を助成しています。

【助成の対象】

①血液疾患の治療中で、分子標的治療薬を服用中の70歳未満の方とそのご家族

②今後、造血細胞移植や抗がん剤治療を開始予定で、精子採取保存を希望された45歳以下の男性患者

③日本国内に居住し、日本国内で治療中であること

■こうのとりマリーン基金

白血病などの血液疾患治療中で造血細胞移植や抗がん剤治療を行う予定の女性に対し、未受精卵子の採取・保存費用の一部を助成しています。

【助成の対象】

①造血細胞移植や抗がん剤治療を開始予定の卵子採取時35歳以下未婚の方で、未受精卵子採取保存をされた方

②当基金の支援を受けて卵子保存を行い、43歳未満で生殖補助医療を開始した方

③日本国内に居住し、日本国内で治療中であること

■佐藤きち子記念 造血細胞移植患者支援基金

白血病などの血液疾患治療のため、造血細胞移植を受ける患者さんの移植に関わる医療費など、入院に伴い直接必要となる費用の一部を助成しています。

【助成の対象】

①造血細胞移植を望みながら、経済的理由により実施が困難な患者さんとそのご家族

②日本国内に居住し、国内で造血細胞移植を受けようとしていること

■ 志村大輔基金
■ こうのとりマリーン基金
■ 佐藤きち子記念 造血細胞移植患者支援基金

【助成の対象】

世帯の収入が当基金の定める額を超えていない方。審査があります。

【問い合わせ先】

全国骨髄バンク推進連絡協議会 03-5823-6360

〒101-0031 東京都千代田区東神田1-3-4 KTビル3F
FAX:03-5823-6365 https://www.marrow.or.jp/

イラスト:赤ちゃんを運ぶコウノトリ