第2部
よりよい療養生活を
おくるために
2. 自分らしく毎日を過ごす
(3)アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
患者さんが今後の治療や療養について、あらかじめ医療者と話し合う自発的なプロセスです。患者さんの希望に応じて、家族や友人とともに行われます。
このプロセスを通して、患者さんの意思が確認できなくなったときにも、それまでの意思をもとに尊厳あるその人らしい生き方を実現することを目標とします。
病状や治療の変化に伴い、患者さんの意思も変わることがあるので、繰り返し話し合い、その情報を家族や医療者と共有しておくことが大切です。今後のことを話し合っておくことで、将来、患者さんの意思・価値観が尊重され、本人の代わりに難しい決断をしなければいけない家族等の負担も軽くすることができます。
沖縄県医師会では意思決定について、「命しるべ ーいのちの道漂パンフレットー」をホームページにて公開しています。